祥龍寺について

住職のご挨拶

祥龍寺住職

祥龍寺五世 住職 長谷 康広

祥龍寺は私で5代目となり、平成30年には開創130年を迎えることとなりました。札幌の地では古刹のお寺でもあり、特に手稲では一番古いお寺です。恵まれた境内地3000坪を擁し、平成18年には建物の老朽化に伴い総合整備事業と称し第一期工事の客殿納骨堂が完成しました。こちらは設計士にナカヤマアーキテクツの中山眞琴先生にお願い致しました。先生は今や世界でも賞を受けるほどのお方で、和を基調とした和風モダンの建物は目を見張るものがあり、今までの有りがちな納骨堂ではなく、明るい雰囲気で一人でもお詣りが出来るゆとりと心が落ち着く空間で、ご先祖様も安らかに安置できる納骨堂となっております。2階建て、エレベーター、冷暖房を完備し、5つのタイプを用意しております。
又、納骨堂正面にはご先祖様を見守る総丈17尺(約5.15メートル)の十一面観世音菩薩(手稲観音)様をお祀りし、毎朝読経しております。
そして第二期工事では新本堂が平成28年に完成致し、本堂は当寺では3回目の建て替えとなりました。
この度の本堂建築は日本古来の純木造建築に致したのも、これからの人口減少、少子化に伴い建替工事はこの先困難をきわめる事必至であり、今、我々が良いものを残す事によって未来の人達が受け継ぎ守って下さると思います。
釘を使わず木を組み合わせる宮大工の伝統技法は耐震性にも優れ耐用年数も何百年と保ち、年を経るごとに風格を増し札幌の古刹として相応しい威厳と美しさを備えた伽藍となりました。こちらは世界最古の建設会社、株式会社金剛組の設計施工によるものです。
本堂内部にもこだわりがあり、祥龍寺は龍神様がお寺を鎮守しており大間中心の天井に祥龍白龍画をお祀りしました。
祥龍白龍がお寺を護りお釈迦様の仏法を護り生きとし生けるものに強いパワーとエネルギーを与えてくださることでしょう。他にも襖、欄間等たくさんの龍をお祀りしており、檀家様以外にもふるって気軽にお詣りして頂きます事が私の願いであります。心よりご参拝お待ち申し上げます。
皆々様が益々ご多幸でありますようにみ仏のご加護を祈念いたします。

瑞雲山 祥龍寺 沿革


小樽市新栄海雲山龍徳寺四世得髄法宗大和尚(有田法宗)の命により当地に開基一世、活道大禅大和尚(長谷大禅)来り檀信徒の故宮崎宗右門殿の篤信寄附と村有地、一千六百余坪の払い下げを受け境内地として、仮、本堂建立、説教所を創立、宗門の布教活動する。

瑞雲山と号し、祥龍寺の寺号公称の認可を得る。



当山開基二世初住 活道大禅大和尚(長谷大禅)

本堂、納骨位牌堂、金毘羅堂、新築建立し、庫裡の改築等をなす。

本堂
金毘羅堂

二世活道大禅大和尚還化。(世寿七十五歳)

三世祖道琢禅大和尚(長谷琢禅)

三世琢禅和尚と寒修行の壇信徒

当山三世 祖道琢大和尚(長谷琢禅)

山門(兼)鐘楼堂を新築建立す。




現在の改装した山門
 

三世祖道琢禅大和尚還化(世寿七十歳)。

当山四世(長谷 文雄)



当山四世 現道文雄大和尚(長谷文雄)
 

本堂・納骨堂・庫裡の新築着工。




上棟式
本堂

四世晋山式・講堂落慶法要執行す。








舎利殿(永代納骨堂)建立。

寺開基百年記念事業として、舎利殿(永代納骨堂)建立、客殿納骨堂増築。舎利殿内には釈迦涅槃像・拾六羅漠像•五百羅漢像・女天人像を安贋)

当寺開基百年記念祝賀及び四世結制上堂慶讃法会修行。





山門・鐘楼堂改築、落慶法会執行。



三世祖道琢禅大和尚三十七回忌法要記念事業で、山門・鐘楼堂改築、落慶法会執行。

四世住職退董し東堂に。五世住職に長谷泰広代。


大本山總持寺にて
五世住職と四世住職

総合整備事業第一期工事。客殿・納骨堂・庫裡を改築す。 

地鎮式

納骨堂

客殿(瑞龍閣)

観音堂、 納骨堂

五世住職弟子英俊の得度式。




 
五世住職弟子英俊の得度式。

四世現道文雄大和尚遷化。(世寿八十三歳)


 

 

 

 

総合整備事業第二期工事。新本堂改築。


地鎮式
 

上棟式


大間


龍襖(秋田組子細工)

百三十周年記念、慶弔大法要。四世本葬五世晋山結制・諸堂落慶法会。


道内外130人の僧侶のご来山と檀信徒250名にて盛大に修行
 

首座法戦式(しゅそほっせんしき)
 

晋山上堂


本葬儀


130周年記念並びに諸堂落慶法要(大導師 大本山永平寺副貫主 南澤道人老師)

 


 


 


 


 

 

 

 


 


 


 


座禅

 
座禅

 
曹洞宗の教えの根幹は坐禅にあります。それはお釈迦様が坐禅の修行に精進され、悟りを聞かれたことに由来するものです。禅とは物事の真実の姿、あり方を見極めて、これに正しく対応していく心のはたらきを調えることを指します。そして坐ることによって身体を安定させ、心を集中させることで身・息・心の調和をはかります。
曹洞宗の坐禅は「只管打坐」ただひたすらに坐るということです。何か他に目的があってもそれを達成する手段として坐禅をするのではありません。坐禅をする姿そのものが「仏の姿」であり、悟りの姿なのです。私たちは普段の生活の中で自分勝手な欲望や、物事の表面に振り回されてしまいがちですが、坐禅においては様々な思惑や欲にとらわれないことが肝心です。道元禅師はまた、坐禅だけでなくすべての日常行為に坐禅と同じ価値を見いだし、禅の修行として行うことを説かれています。修行という日常から離れた何か特別なことのように聞こえますが、毎日の生活の中の行い一つ一つを坐禅と同じ心でつとめ、それを実践し続けることが、私たちにとっての修行なのです。

梅花

 

 
梅花流は曹洞宗の御詠歌、御和讃の流名です。一仏両祖の教えをメロディーにのせて、講という集いのなかで、お仲間と一緒にお唱えします。現在6,400余の寺院に梅花講があり、約16万人のお仲間が活動しています。

■梅花流詠讃歌とは  (鈴鉦を用いて唱える仏讃歌)
お釈迦さま・両祖さま(道元さま・瑩山さま)を讃え、ご先祖さまを敬うこころを唱えます。その歌は日本の風土と暮らしの中で生まれたメロディーです。やさしく穏やかな曲で、唱えやすく安らかなこころが生まれ、新たな感動がわいてきます。 梅花講員とは (詠讃歌を唱えるお仲間) 人それぞれ、さまざまな想いの中で、同行同修(他を受け入れながら同じ修行をする)していく、信仰心あふれるすばらしいお仲間です。多くの人々がみほとけの教えに照らされて、人と人が良い関わりを持ち、仲良く生きる術を学びます。日本国内はもとより、海外も併せておよそ13万5千人(平成29年現在)の講員さんがいます。 ■梅花講とは (寺院における信仰活動) それぞれの寺院で、唱える楽しさを中心に、正しい信仰を学ぶところです。正しい信仰は教典と指導者から得られ、お仲間との語らいの中で生まれます。お寺に集まってたくさんの人達といっしょに詠讃歌を学び、お互いの幸せを願います。苦しみや悩みはみんなで癒して励まし合いながら、仲良く楽しい人生を実感できます。現在、6千4百の梅花講があります。 
〒006-0032 札幌市手稲区稲穂2条1丁目3番1号 TEL.011-681-3012 FAX.011-681-3078
参拝時間 午前8時〜午後5時(一年中お参りできます)